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「広河隆一 人間の戦場」は本日2015年12月19日より上映開始!!

パレスチナやチェルノブイリ、福島を中心に活躍するジャーナリスト広河隆一に密着したドキュメンタリー。

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僕はこの「人間の戦場」という映画そのものはもちろんだけど、それよりもパレスチナにとても興味がある。パレスチナに興味があるからこの映画にも興味がある。

史上初のパレスチナラッパーを追ったドキュメンタリー「自由と壁とヒップ・ホップ」や、自爆テロ攻撃を仕掛けるパレスチナの過激派の若者の葛藤を描いた「パラダイスナウ」、イスラエル軍兵士によるアニメーションドキュメンタリー「戦場でワルツを」など、どれも衝撃的で心に傷跡を残してくれる超良作ばかりだった。

そしてそのなかでも一番は、あまりに衝撃が強すぎて、上映が終了しても観客が席から席から立つことが出来なかったというアカデミー賞受賞の伝説のイスラエル映画


「戦場でワルツを」

この映画は1984年のアラブ人大虐殺事件「サブラー・シャティーラ事件」を題材にしたドキュメンタリーですが、この事件が勃発したとき、現場の最前線で報道したのがこの広河隆一さんというジャーナリスト。

そして広河さんはこの映画だけではなく、過去にも「パレスチナ1948・NAKBA」というパレスチナのドキュメンタリー映画を撮っており、著作も数十冊ある。

そのうちの一冊 「パレスチナ」も衝撃的だった。

広河さんが20代の頃に訪問したイスラエルでの「キブツ」での生活。とてものどかで平和で美しい景色のなかで「破壊を隠匿された」パレスチナを知り、パレスチナ人が「侵略」という仕打ちを受けたことを初めて知って衝撃を受けたという。そんなパレスチナをメインとしたジャーナリストになったいきさつから書かれている。

そしてこの書籍「パレスチナ」のなかでは、広河さんはこのように述べる

「イスラエルはとても美しく、豊かな国であるが、美しい風景のなかに不自然に廃墟が佇んでいたり、地図を見ると地名の上にバツが書かれていて、上書きするように別の地名が書かれていたりした。

このことをイスラエル人に聞いても誰も何も答えてくれなかった。

調べていくと、どうやらこれらはアラブの人たちが住んでいた痕跡であり、現在のイスラエルが侵略の上に成り立っていることがわかった。」

このように冒頭からかなり衝撃的な内容だった。

そしてこの映画「人間の戦場」のなかでは、広河氏は

「ジャーナリストとして「伝える」ということを越えて、戦場の人たちを助けるのが当然」

と語る。

複雑な歴史と微妙な国際関係。パレスチナの実情を1冊の本や1本の映画だけで理解することは困難かもしれない。

でもそれらを繋ぎあわせることで全体像の一部だけでも見えるかもしれない。そして知ることは何かの第一歩となる・・・かも・・・

パレスチナやチェルノブイリ、福島を中心に活躍するジャーナリスト広河隆一に密着したドキュメンタリー「人間の戦場」は本日2015年12月19日より上映開始!!

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