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イスラエルのコメディ映画が大ヒットしているらしい!「ハッピーエンドの選び方」は全国のミニシアターで上映中。

舞台はイスラエルはエルサレムの老人ホーム。ここで暮らす、発明好きの老人ヨヘスケル。彼は老人ホーム仲間の生活が少しだけ楽になるような発明を生み出すことに情熱を燃やしていた。

あるとき、望まない延命治療に苦しむ友人マックスから

「安らかに死ねる装置を発明をしてくれ」

と頼まれる。妻エレーナに大反対されるヨヘスケルだが、友人マックスを思う気持ちから、ボタンひとつで安楽死できる製品を発明。

老人ホームの仲間たちの協力のもと、「極秘」で、マックス自らの意思の「旅立ち」を見守った。

すると極秘で発明したはずの装置の評判がイスラエル中に拡がり、マックスへ「安楽死の依頼」が殺到するが、そんな中、最愛の妻エラーナに認知症の症状が出始める・・・

残された時間をどう過ごすか?命とは?について問いかける、生と死のコメディ。

イスラエル映画は面白い。

自分にとって、この映画の魅力の一つは「イスラエル」という興味深い国。イスラエル映画の芸術性やエンターテイメント性が、他の国の映画と比べてどうなのかはよくわからない。でも、不思議な雰囲気を持つ謎めいた国の映画は、見ているだけで退屈したことがない。

親子関係の確執を描いた人間関係コメディ「フットノート」や、「おくりびと」をおしのけてアカデミー賞を受賞した衝撃的過ぎて開いた口がふさがらない斬新アニメドキュメンタリー「戦場でワルツを」は共に製作も舞台もイスラエル。

ニュースで「イスラエル」と聞くとたいていは「パレスチナ問題」で、「空爆」「テロ」「スパイ」など物騒なキーワードばかりが浮かんでくる。

そんな緊迫した印象のイスラエル。興味本意で初めて「フットノート」を観たとき、そのキレイな街並みと豊かな暮らし、穏やかな雰囲気に驚いた。

隣国にミサイルを撃ち込むような緊張感は全く感じられず、ますます謎めいた印象が深くなるばかりだった。

中東地域に位置しながら、中東ではない。ヨーロッパの雰囲気を持ちながらヨーロッパでもない。

日本の四国程度の国土面積ながら、経済は豊かで科学技術レベルは世界的に高く、「中東のシリコンバレー」と呼ばれるくらいハイテクベンチャーも多い。

その一方で複雑な歴史的、人種的、政治的な問題を抱える謎めいた国。そんな国の「生活感」が見える映画には好奇心がくすぐられてしまう。
イスラエルには、なんとも言えない独特の謎めいた雰囲気と魅力を感じてしまうのです。


そんなイスラエルのコメディ映画「ハッピーエンドの選び方」は全国のミニシアターで上映中。

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