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「カミーユ、恋はふたたび」 第65回カンヌ映画祭にてSACD賞他、フランスのアカデミー賞であるセザール賞で最多ノミネート(13部門)され、本国フランスで100万人の観客動員した話題作は全国ミニシアターで上映中!


パリ在住のカミーユは、何事もうまくいかずに酒と猫に慰めを求める中年女40歳。そんな彼女に追い打ちをかけるように、長年連れ添った夫エリックが

「ハタチの彼女ができた」と離婚を言い渡す。

ショックで自暴自棄になりパーティーで飲みまくった彼女は意識を失い、目が覚めるとそこは病院のベッドの上だった。

しかし周囲の様子がどうもおかしい。年下の看護師は自分を子供のように扱うし、死んだはずの両親の姿まである。

どうやらカミーユは16歳の自分にタイムスリップしてしまったようだ。

家族や友達と共に、2度目の青春を謳歌するカミーユ。そうだ・・・夫から離婚を言い渡される冴えない人生をやり直そう・・・

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そう決意する彼女にひときわ熱い視線を送る一人の若者男性。彼こそが20年後に若い女をこさえてカミーユに離婚状を叩きつける若き日の元夫エリックだった・・・

新しい人生をやり直すため、なんとしてもエリックと恋仲になるのを避けるカミーユだが、そんなことは知らずに彼女にモーレツアタックするエリック・・・どうするカミーユ?!

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誰もが一度は願うという青春プレイバック。40歳のおばちゃんが2度目の青春を謳歌するコメディの王道。

16歳なのにスクリーンに映る姿はまんま40歳中年女性という設定が新しい(?)。40歳の中年おばちゃんが、40歳のままの姿で16歳になりきるところが面白い。

なんて、いかにも若者目線でそんなことを言っている自分も、先月めでたく40歳になったばかり。

そして自分は偶然にも(?)一昨日、妻と空前絶後のケンカをした。些細なことから言い争いになり

「もう離婚する!」

「おれだってそのつもりだぜ!こんちくしょう!」

売り言葉に買い言葉。その後はなんとか冷静に話し合うも、二人の間にはまだ気まずさが歴然と残る。

そんなときに、この映画とともにふと、こんなことを思い返す。

どれだけケンカをしても、いずれ死に別れるときがくること

大好物の牡蠣を食べるときに心からうれしそうに笑っていたこと

相手の幸せで愛しい過去と、これからやってくるかもしれない未来を想像するだけでも少し優しい気持ちになれたりなれなかったり。

この映画「カミーユ、恋はふたたび」はそんな’幸せで愛しい過去’を思い出すことで、相手への思いやりを取り戻させてくれるかもしれないしくれないかもしれない。

そんなことを考えるうちに少し相手を思いやる気持ちが芽生えたような芽生えないような・・・

そして、カミーユ役のノエル・ルヴォウスキーは主演だけでなく監督と脚本もこなすスゴイ人でもある。

夫婦喧嘩したら観てみるべし!?「カミーユ、恋はふたたび」は全国ミニシアターで上映中!

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