10年以上前に親友から「園子温監督が面白い!」とDVDを渡されて観たのがことの始まり。
この時に彼に渡されたのが
「うつしみ」と「夢の中へ」
の2本。
まず「うつしみ」を観てみた。
すると女子高生の恋物語が始まったかと思えば、突然映画の撮影現場のシーンに切り替わったりアラーキーが出てきてドキュメンタリーが始まったり、その脈絡のない構成や全くマッチしていないBGMに雑な作風・・・
高熱(インフルエンザ)を出して寝込んでいるときにうなされながら見る悪夢みたいだ・・・
そんな印象を抱きました。そのまま続けて「夢の中へ」を観ると、今度は本当に悪夢の話・・・
悪夢から目が覚めたかと思ったら、これがまた別の悪夢で、更に目が覚めるとまた別の悪夢で・・・これをひたすら繰り返す構成はまさに「インフルエンザのときに見る悪夢」
そしてこの「夢の中へ」はとても面白くて3回ほど観ました。
面白かったので園子温監督の著作「外道に生きる」を読んだところ、これも面白い。でも攻撃的な人柄を(勝手に)感じ取りやっぱり好きになれない。キライだけど気になる。
気になる作品の中でもひときわ気になるのが
「俺は園子温だ!」
というセルフドキュメンタリー(?)。観てみたいけど、この作品は園子温監督が22歳の時に1人で撮ったものだから、今となっては観ることはできないだろう・・・
そう思いながらさっきダメもとでYoutube検索してみたら・・・あった・・・!!
ワクワクしながら観てみると・・・面白い・・・若き日の園子温監督がカメラに向かって1人ブツブツと喋ったり鼻歌を歌ったり、大爆音ライブのシーンやアニメーションシーンに突然切り替わったりするだけの短編。全くの意味不明。
やっぱり悪夢だな・・・
そう思いながら連続で5回も観てしまった。
そしてWEBで調べると、「園子温短編作品集」というものがAmazonで発売されていたので迷わず買いました。この記事を書きながら今まさに。
で、結局何の話だったか・・・園子温が大好きという話だったっけ・・・?