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「氷の花火 山口小夜子」 1970年代にパリコレの日本人スーパーモデルの草分けとなった山口小夜子(享年57歳)を追ったドキュメンタリーはシアターイメージフォーラムにて上映中!

実のところ自分は山口小夜子というモデルについて殆ど何も知らない。そもそもパリコレが何なのかもよくわかっていない。いったい誰が主催してるのか?毎年開催されるものなのか?どうすれば出れるのか?

そんな自分がこの女性の存在を知ったきっかけは、「キャンプファイアー」というクラウドファンディングのWebページを見たとき、この映画が劇場上映のための資金集めをしているのを発見したときのこと。一目みてこの映画のインパクトのあるクールで力強いポスターがとても印象に残りました。まさに「氷の花火」というタイトルがピッタリだと感心しました。が、ファッションにとりたて興味の無い自分はそのままこの映画を記憶の片隅に。

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ところが、全く別の機会にソフト化されていない幻のドキュメンタリー映画「キャロル」の一部をチラリと見たとき、この映画に出演している彼女の姿を見た瞬間に「あ、この人は山口小夜子だ!」とわかりました。

おかっぱ頭と切れ長のクールで鋭い目付きで一際異彩を放った姿で一瞬でわかった。いや自分は殆ど山口小夜子というモデルのことは知らないし、先のウェブページで一瞬だけ写真を見た程度。しかもキャロルの画質も音質も最悪で、更に言うと遠目に彼女の姿が一瞬写っただけ。それなのにすぐにそれとわかるほどのインパクト。

WEB上に腐るほど情報が溢れてしまっている今日。Facebook上の友人の投稿に「いいね!」ボタンを押すときですら、その投稿内容は殆ど見ていない。

毎日パソコンの受信ボックスにひっきりなしに届くメルマガに至っては、登録した記憶はおろか、いったい誰が送ってきているのかも殆ど意識せずに溜まる一方で消去すらしない。もはや「どうでもいいね!」。

ひとつの情報の重みが相対的に軽くなっていく一方の昨今、一瞬見ただけで(しかも超低画質の映像)で記憶に焼き付けるほどの強烈なインパクトは何気にスゲェ!と思った次第であります。

調べると、アメリカでは彼女をモデルとした「SAYOKO」と呼ばれるマネキン人形が今でも存在したり、日本を代表するVJ宇川直宏による映像作品がオンラインクラブイベントDOMMUNEにて配信されたり(観たかった・・・)、そのクールさと力強さは全く色褪せていない様子であります。

40年経過しても色褪せない、スーパーモデルの礎を築いた女性モデル山口小夜子のドキュメンタリー「氷の花火」はシアターイメージフォーラムを皮切りに全国のミニシアターで上映中!

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