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舞台となるのはイランとイラク国境の河に浮かぶ廃船の中。

イラン、イラク戦争など歴史的に緊張が続く両国の国境で、誰もいない廃船の中で一人で暮らすイラン人少年。川に潜り、魚や貝を取って自給自足の暮らしを静かに営んでいるある日、イラク側から銃を持ったもう一人の少年兵が廃船に侵入してきた。

廃船に押し入り、銃を突きつけて勝手に「境界線」を引く少年兵に戸惑うイラン少年だが、互いに話す言語が異なり、会話は全く通じない。

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そしてあるとき、船の外で突然爆発音が轟いたあと、しばらくすると船内に赤ん坊の鳴き声が響いた。少年が声の場所をたどると、赤ん坊を抱き抱え、震えながらすすり泣く少年兵がいた。そして更にその後、今度は英語を話す新たな侵入者が現れて・・・

映画内では各登場人物の「国籍」については言及しないがひとつの船内でペルシャ語とアラビア語、英語が飛び交いイランイラク戦争を彷彿させる。

登場する子役たちはプロではなく素人を起用し、役柄は伝えずリハーサルも無し、カメラが回っていることすら伝えずに撮影したそう。低予算だから廃船のセットも用意出来ないので、廃船は実際の国境にある廃船を使用し、撮影中には突然10人ほどの本物の兵士に銃を構えられたこともあったそうで。


そんな現場の緊張感と空気感が刻みこまれた映画「ボーダレス ぼくの船の国境線」は全国のミニシアターで公開!!

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