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苦しみに耐えながら、その苦しみを飲みこみながら生きていく3人の主人公を描いた「恋人たち」は2015年11月14日よりテアトル新宿にて上映中。

橋口亮輔監督といえば、学生時代に観た「ハッシュ!」という、当時としては珍しい「ゲイ」が主役の映画がとにかく面白くて印象に残っている。

元男組の高橋和也と田辺誠一演じるゲイのカップルのもとに現れる奔放な女性片岡礼子の3人で繰り広げられる人間ドラマはとても大きく共感できるものでした。

そして片岡礼子という女優を全く知らずに観た自分は、この無名(少なくとも当時はそう思っていた)な女優の魅力に夢中になったもんです。

そして本作品「恋人たち」も、無名の新人俳優を起用して映画監督が自由に映画製作を行うという「オリジナル映画製作プロジェクト」から生まれた作品。

映画の中では3つのドラマが進行。それぞれの物語の主人公となる3人は、ほぼ無名の新人俳優。

監督自らがオーディションを行い、個性ある俳優に合わせて脚本を描くという「アテ書き」形式で8ヶ月かけて書き上げた本作品のテーマは「苦しみと希望」。

愛する妻を突然通り魔に殺されたことで気力を失い、生活も精神状態も困窮する橋梁点検の職に就く篠原篤。無関心な夫と気の合わない姑と退屈で窮屈な3人暮らしを営む瞳子。とあることから自分がゲイであることが露呈するエリート弁護士である四ノ宮。


苦しみの中でもがきながらも、一筋の希望の光をあてに生きていく人間の姿を描いた「恋人たち」は2015年11月14日よりテアトル新宿にて上映中。

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