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世界的規模で拡がる貧富層の「経済格差」。昨今、至るところで叫ばれるこの「経済格差問題」について議論する映画は、2015年11月21日よりユーロスペースを皮切りに絶賛上映中!

そもそも格差というものがなぜ発生して、それがどんな結果をもたらすのか?そしてそこにはどんな問題があるの?最先端の経済学者が分かりやすく論じてくれる映画はとっても気になる。

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環境破壊を取り上げた映画は数あれど、経済問題を取り上げた映画は殆ど無い。そんな映画は斬新だし、何より楽しく勉強できる。この類いの話を本で読むと寝てしまうけど、映画なら・・・

そもそも自分は「なぜ経済的格差が問題になるのか?」そんな根本的なことをよく理解していない。だって自由な社会である限り、格差は無くなるものじゃないと思うし、拡がる格差がどんな悪いことを招くのか?これをまともに考えたことがない。そんな自分でも、ちまたでよくフォーカスされる「格差」=「不平等」であることを問題視するのはそもそも的が外れていると思う。

問題は格差そのものではなく、貧困層が貧困から抜け出しにくい社会構造。貧困の中で生活するのに精一杯で、新しいことにチャレンジしたり自分を高めたり出来る余裕がなくなる。というところにあると思う。そして新しいことにチャレンジできないから更に現状から脱け出せなくなって・・・という負のスパイラルにハマる。

その結果、本当の意味で「現状を変えたい」という意志とパワーを持った人が、意欲や行動する機会を奪われて、「現状を維持したい」富裕層ばかりが相対的に力を持ってしまう。

すると革新を起こす・創造するという社会の力が失われ、社会全体の成長が減速していく。そこが「格差」の本質的な問題であるのではないかと、この映画を知ってから強く思う。

身長147センチの経済学者ロバート・ライシュ

大学時代はクリントン元大統領とクラスメートで、クリントン政権下で労働長官を務めた経済学者ロバート・ライシュ。この映画の案内人である彼は、「経済格差」の問題を「不平等」にフォーカスすることよりも、一人一人が経済的なルールを変え、ルールを創る力を持っていることを強調する。

そう。大事なのは「格差を無くして皆同じにする」「経済的弱者を助ける」ことよりも、変化や創造を起こす力とチャンスは誰にでもあることを認識することなのかもしれない。

身長147センチの最先端経済学者が経済について案内する斬新映画は2015年11月21日よりユーロスペースを皮切りに絶賛上映中!

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