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独裁政権の厳しい監視を潜り抜けて映画の翻訳を3000本以上手掛けた女性イリーナ・マルガリータ・ニスターさんのドキュメンタリー映画 「VHS vs Communism」記事を見つけました 1980年代のルーマニアはチャウエスク独裁政権のもと、テレビ放送は一日に2時間のみ。 内容も政権プロパガンダものだけで、ルーマニア国民は一切の映像娯楽は許されていなかったそうです。 その時代に政権の監視をかいくぐり、国内にこっそりと持ち込まれたハリウッド映画を中心としたVHSテープに、ニスターさんは吹き替えを入れ続け、吹き替え本数は3000本以上にのぼる。 ルーマニアの人たちは、ニスターさんに吹き替えを入れられた作品を、秘密警察に見つからないように持ち回りで貸し合い、「秘密の上映会」で映画を楽しんだのだそうだ。 秘密裏に上映しているのでニスターさんの正体は表に出てくることは無く、30年の時を経てその実態に迫るドキュメンタリー「VHS vs Communism」。 とても興味深いです。 ルーマニアと言えば近年、才能豊かな映画振興国として注目されているそうです。 2012年のカンヌ映画祭でもルーマニア映画「汚れ無き祈り」が脚本省と女優賞を受賞しました。この作品を監督したクリスティアン・ムンジウは07年にも「4か月、3週と2日」がパルムドール賞を受賞していて、期待の若手の才能。 「汚れ無き祈り」はDVDで手に入るようなので、今度観てみよう。