「マミー/Mommy」天才どころの騒ぎではないグザヴィエ・ドラン監督(25歳)の新作(カンヌ映画祭で審査員賞を受賞)は2015/4/25より公開!!
話題沸騰のグザヴィエ・ドランくん。あえて「くん」付けしたのは、僕よりも15歳近くも年下だから。兄弟よりも親子に近いくらいの年の差があるからです。デビュー作「マイ・マザー」がカンヌ映画祭に出品されたときには大きな話題を呼び、この映画は20ヶ国に売れたそうです。そしてこのときドランくんは19歳。俳優ではありません。監督です。いや、正確には主演・脚本・監督です。
それから作品を撮る度に、ほぼ毎年カンヌ映画祭に出品され、本作品「マミー/Mommy」ではフランスの巨匠ジャン・リュック・ゴダールと肩を並べて審査員賞を受賞。そして自身は監督だけでなく脚本もスタイリストもやるし、主演もやるし、他の監督の作品に俳優として出演もする。そして美男子。そんな天才を通り越したような映像作家の作品を頑なにこのサイトで紹介することを先延ばしにしてきました。
その理由はいたって簡単でシンプル。単なるJealousy(ジェラシー)です。ケッ
あと強いて言えば「いかにもフランス映画」っぽいオシャレでアートな雰囲気(実際にはフランス映画ではなくほとんどがフランス語のカナダ映画ですが)にやられていたというのもあります(正直、こっちが主要因かもです)。なんとなく気軽に観れない雰囲気がある。
はじめてポスターを見た瞬間にフランス映画と勘違いした僕は、TSUTAYAで「マイ・マザー」のDVDを手に取りながらも
「こんなアート気取りの若造のフランス映画を観るくらいなら、ボスニアヘルツェゴビナ映画を観る!ケッ」
なんてうそぶきながら「鉄くず拾いの物語」を借りてしまうくらいでした。(ちなみに「鉄くず拾いの物語」はすごく良いです。隙をみてレビューします)
そんなことが相まって、観ることも掲載することも拒否ってました。でも・・・やっぱり気になるから情報だけは集めていたら、最新作「マミー/Mommy」の日本語版予告編が公開されたのをみて、やっとこさ掲載&鑑賞する気になりました。というか、封じ込めていた「観たい」熱が噴出しています。
「マミー/Mommy」のあらすじ
夫を亡くしたシングルマザーのダイアンは、あまりの素行の悪さに更生施設を追い出された15歳の息子スティーブの養育権を得る。スティーブには愛情を持って接するも、感情的になると手がつけられなくなるスティーブに手を焼くダイアン。そこへ彼らの近所にカイラという隣人が引っ越してくる。
親しくなり家族のように仲良く暮らす三人であったが、自分を母親としてではなく女性として視線を向けるスティーブに動揺するダイアン。そのころ物語が展開するカナダでは「素行に問題のある子供の育児を放棄してもよい」という法律が策定されていた・・・
ちなみにこの「マミー/Mommy」はフランスでは「ゴーン・ガール」を超える動員数を叩き出す大ヒットだったそうです。ケッッ・・・
「マミー/Mommy」天才どころの騒ぎではないグザヴィエ・ドランさん(25歳)の新作(カンヌ映画祭で審査員賞を受賞)は2015/4/25より公開!!