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「イラク、チグリスに浮かぶ平和」がシアターキノで2/28~3/6上映!!というか、去年の10月にポレポレ東中野その他のミニシアターで上映されていたのに見逃していました・・なんてこった・・・・

「アメリカン・スナイパー」の公開に合わせて、中東に関連した戦争を追ったドキュメンタリー映画の特集まで掲載したのに(この作品のことをあまりよく知らなかった)・・・

こちらの映画は「リトルバーズ イラク戦火の家族たち」の綿井健陽監督による続編。前作「リトルバーズ イラク戦火の家族たち」ではイラク戦争でアメリカ軍による空爆で3人の子供を失ったアリ・サクバンさんというイラク人男性の家族をメインに描かれていました。前作の方は内容的に「泣ける」とか「感動する」という次元でもなく「過激」という次元でもなく、とにかく「痛々しさ」と「怒り」がハンパではなく、心臓はバクバクで頭は真っ白になりました。そして途中で耐え切れなくなって観るのを中断。2回に分けて観るという事態となりました。退屈だったり、疲れていてしんどくて2回に分けて観た映画はたくさんあるけれど、痛々しくて2回に分けて観た映画はこの映画が初めてです。詳しいレビューはこちら

そしてその「リトルバーズ イラク戦火の家族たち」で取材したアリ・サクバンさん家族や、当時この映画に登場した若者の10年後を取材した内容。綿井監督は前作を制作・公開した2006年以降、ちょくちょくとサクバンさんとのもとへ出向き取材をしていたようなのですが、2009年あたりから5年間連絡が取れない状態が続いていたそうです。そしてやっと会えると思って綿井監督がイラクへ出向いた時には、サクバンさん本人は既に戦争で亡くなっていたとのこと・・・

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イラク戦争から10年以上が経過し、アメリカ軍も撤退した今も混沌としているイラク。ニュースだけでは絶対に見えることのない、イラク現地の人たちの生活や心境を追ったドキュメンタリーは、ほぼ関東では終了。残るはシアターキノ(北海道)での2/28~3/6の上映です。遠い・・・

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