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ティムバートンの映画はきっと十分にメジャーだし、こんなサイトで紹介する必要はない。それに目の大きな不思議キャラが登場するファンタジーだろうと勝手にスルーしていたのですが、そのストーリー背景を知って興味津々。

この映画はファンタジーではなく、実在の人物と実際の事件が題材です。ファンタジーではない実在の人物の伝記モノは、ティムバートン作品としては、史上最低の映画監督と言われた映画監督の伝記モノ「エドウッド」以来だそうです。約20年前にこの「エドウッド」を観たとき、とても面白かったし、何よりも偉人ではなく不名誉な影を背負った人物を歴史の闇から掘り起こして光をあてるというところが楽しかった。

そしてこの「ビッグアイズ」も、斬新で可愛い大きな目の絵が大ヒットし、アーティストとして大成功を収めたかと思ったら、実は絵を実際に書いていたのは妻の方だった。という、著名ポップアーティストからほぼ詐欺師に転落してしまった人物とその家族を描いています。

気になるのは、長年部屋に閉じ込められて絵を描かされた妻マーガレットよりも、それを嘘で誤魔化そうとした主人のウォルター・キーン。被害者の心理はなんとなく想像できるけど加害者の方は・・・金と名声欲しさに目が眩んでというのも、どうも腹に落ちない。「自分は皆を騙している」という十字架と「いつかバレるかも」という恐怖心と戦う代償を払う心理って一体どんなものなのか・・・

しかも嘘がバレてからも妻に罪をなすりつけて嘘をつき、悪あがきし続けるという徹底振り。それが実在の人物で実際に起きたことというのがとても興味深いです。

実話のゴーストインター事件を描いたティム・バートン最新作「ビッグ・アイズ」は1/23より全国の映画館で公開中。

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