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ヌーヴェルヴァーグの巨匠ジャン・リュック・ゴダールの最新作「さらば、愛の言葉よ」が本日より劇場公開です。思い出せば学生時代にジャン・リュック・ゴダール作品を観たおかげで完全にフランス映画アレルギーになりました。その時に観たのは「ゴダールの探偵」。

「こんな退屈な映画を初めて観た・・・」違う意味で衝撃的だったこの映画の後に、ベルトラン・ブリエの「料理を冷たくして」、さらにその後にパトリス・ルコントの「仕立て屋の恋」を観て完全にノックアウト。「ちゃんと話の内容が理解できて、退屈じゃないフランス映画が存在しねぇ・・」

だから「ヌーヴェルヴァーグ」という言葉はずっと地名か人名だと思っていたし、もちろん意味も理解していませんでした。それが1950年代に当時若手だったトリュフォーやゴダールが伝統的な撮影技法をぶち壊して「新しい波」を起こす運動だったということを最近初めて知った次第であります。

それまで映画の「ロケ撮影」は存在せず、スタジオセットで撮る。映画を撮りたければベテラン監督の下で下積みを経験してから。というのが常識だったのが、ヌーヴェルヴァーグ世代が初めてロケ撮影を敢行。更に「そんな下積みなんかすっ飛ばして、撮れるものをどんどん撮っちまおうぜ!」という若造パワー溢れる動きだったんすね・・・

伝統的な芸術手法に拘ったアーティスト集団が集まる場所か何かかと思ってました僕。それを知ったらなんだか急に興味が出てきたので掲載した次第であります。
そしてもう一つ大事なことが。それはこの映画の上映時間。68分という気軽に観れそうな短さが、「観てみようかな」という気持ちを後押ししてくれますな。しかも3Dですぜ。

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