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「神は死んだのか」生徒と教授が熱い議論を展開する変わり種映画は12/13より劇場公開中。

  「神は死んだ」

授業の初日にそう書いた宣言書を提出するよう生徒に指導をする「宗教嫌い」な教授。単位欲しさに教授に従う生徒の中に、宣言書の提出を拒否するクリスチャンの生徒がいた。教授はその生徒に「提出しないなら神の存在を証明するように」と迫る。「神は存在するのか?」という永遠のテーマについて生徒と教授が熱い議論を交わします。

僕は議論が大嫌いです。なぜなら誰と議論してもほぼ100パー負けるから。会社で何かを提案するとき、資料とプレゼンで熱っぽく語っても反論されるとその場でフリーズ。不具合が発生して取引先にクレームしても、営業さんに良いように言いくるめられる。だから「議論」という言葉には恐怖すら感じます。

その反動なのか、「議論する」ことは大嫌いでも「議論を観戦する」ことは大好き。朝まで生テレビは話の内容が理解できなくても見ていて面白いし、ハーバード白熱教室も好き。そして「なぜ人殺しはいけないのか?」とか「神はいるのか?いないのか?」という成否の証明が非常に難しい哲学的テーマは特に好き。

大学生時代、とても穏やかでのんびり屋さんで、いつも上司である教授に怒られていましる女性助手がいました。わからないことを聞きに行っても「私にもわからーん」というのが彼女の口癖。ある時、学内で一番力を持つ教授が「神や霊的な存在を信じたり議論することは、最先端の科学者ではあり得ない。そんなことは愚か者のすること」と言い放ったのに対して、その女性助手は「自分の目に見えるものや既に正しいと証明されているものだけを信じて、それ以外のものを「実証されていない」「わからない」という理由で存在すら認めないなんて、それこそ愚か。そっちが科学者失格」と反論した。

研究の実績や授業の教え方は女性助手はその教授には全く敵わなかったけど、この時は女性助手の方の主張が圧倒的に説得力があると感動すら覚えました。議論、特に哲学的な議論には知識量や論理性よりも人格が問われる気がします。だから見ていてとても面白い。

そんな熱くスリリングな議論を展開する変わり種映画「神は死んだのか」はヒューマントラスト渋谷ほかで公開中!!