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先日記事にした「ソニー・ピクチャーズ」製作の、北朝鮮のボスを暗殺するというコメディ「ザ・インタビュー」の公開をめぐって、オバマ大統領を巻き込んでの大騒ぎになっています。

まずは12/25からアメリカで全国公開予定だったのが全て中止。理由は、ソニー・ピクチャーズのネットワークをハッキングして脅迫の声明文を出していた組織「GOP」がさらに怖い脅迫をしてきたから。内容は


「映画を観に来た人たちは、コメディを観ながら9.11級のテロ攻撃を受けるだろう。劇場の近くに住んでいるなら、そこを去るべきだ」

という旨の脅迫文。これで大手映画館は全て上映を中止したことを受けて、ソニー・ピクチャーズも公開中止を発表。「騒ぎを起こして話題作り」どころではなく、大きな国際政治問題に発展しています。おそらく日本でも公開されることはないと思うけど、観れないとわかれば余計に見たくなるのが人の常。DVD化はどうなるのか・・・

実は他にもある北朝鮮を描いた映画

そういえば、今年の3月に北朝鮮を描いたドキュメンタリーがイメージ・フォーラムで公開されていました。タイトルは「シネマパラダイス★ピョンヤン」。北朝鮮は金正日がプロパガンダ(国家的思想を国民に植え付けるための道具)として映画製作に相当の力を入れていたようで、実は映画大国だったりするそうです。日本や韓国、中国の古い街並みを再現した広大な「朝鮮芸術撮影所」をピョンヤンに建てるほどの力の入れようで、映画製作は「国家事業」。その国家事業である映画製作に携わる監督や俳優を追ったドキュメンタリーが「シネマパラダイス★ピョンヤン」。この映画は「ザ・インタビュー」とは正反対で「撮影された映像は毎日北朝鮮当局に提出して許可を得ていた」という言わば「北朝鮮お墨付き」の映画。

北朝鮮を思い切り挑発した映画「ザ・インタビュー」と、北朝鮮お墨付きの映画「シネマパラダイス★ピョンヤン」。脅迫文を送り、テロ攻撃を予告する国が許可した映画の方が実は刺激的だったりするのかも・・・「シネマパラダイス★ピョンヤン」も残念ながらDVD化は未定だそうで・・・