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「リング」の中田秀夫監督による「劇場霊」が2015年秋より公開予定!「劇場霊」のタイトルをみた瞬間に「女幽霊」の悪夢を思い出します。そうです。「劇場霊」は「女優霊」の続編とも言える作品のようで、前作では「映画撮影所」に潜む正体不明の女優の幽霊が製作スタッフを蝕んでいく設定だったのが、今回は舞台が劇場になっています。ストーリーの詳細は不明です。主役はAKB48の島崎遥香さん。

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やっぱりジャパニーズ・ホラーはイイですな。ハリウッドにも多大な影響を与えている、オドロオドロしくてねっとりとした恐怖がまとわりつく陰湿なスリルは何日間も、時には何ヵ月間も尾を引きます。大迫力のモンスターや殺人鬼がうなり声を上げながら猛スピード&猛パワーで攻めてくるんじゃない。か細い女性や子供が「フフッ・・」と微笑みながらゆっくりとゆっくりと近づいて、気づいた頃には背後にピッタリ。腕をちぎられたり噛みつくことはないけれど、耳元で囁きながらゆっくりと狙った獲物の精神を蝕んでいく・・・

このジメジメした恐怖感は、日本が誇る日本発の立派なアート。今日の新聞では「日本のIT 業界はまったく世界に貢献できない猿まね業界」といった内容の記事がありました。「日本はダメ」「日本は世界で通用しない」そんな自虐的フレーズは毎日どこかで目にするけれど、ホラー映画についていえば日本だって立派に世界中に影響を与えているグローバル業界だと思う。

そしてそんなジャパニーズ・ホラーにイノベーションを起こし、世界に存在を知らしめてその後の基礎を築いたきっかけとなったのが「リング」。そのリングを作った中田秀夫監督と高橋洋脚本家が、リングの前に作った題一作が「女優霊」。だから「劇場霊」の前身である「女優霊」はジャパニーズ・ホラーの土台だと言えます。

この「女幽霊」は初めて深夜番組で予告編を観たとき、数分間の映像が目に焼き付いて離れませんでした。その頃、ホラー映画といえば、カップルが森の中で遊ぶ静かなシーンから「バーン!!」と突然モンスターが出てくるタイプが本当に多かった。それがこの映画では静かにゆっくりとジワジワと出てくる。

「あれ?今そこに女の人立ってなかった?」「おい。今録音中なんだから笑い声出すなよ。あれ?今の誰・・・?」

そんなところから少しずつ迫ってくる展開を見て、本当に全身に鳥肌が立ったのは怖さと感動からでした。「なんで今までこういうホラーが無かったんだ・・・?」そう思ってしまったほどしっくりくるものでした。

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ところが今回の「劇場霊」はジェットコースターのようなスピード感のあるホラーに生まれ変わっているのだそう。
そんなジャパニーズ・ホラーの公開予定は2015年の秋!!「女優霊」「リング」でコンビだった高橋洋さんの方は参加していないのが残念・・・