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「2001年宇宙の旅」の予告編の新バージョンが公開されたそうなので情報展開。この映画を初めて観たとき、これが1960年代に制作されたものとは到底信じられなかった。だって何十年も昔の映画はノイズぽくて色も若干くすんでいたりして、暗い感じがするから子供の頃なんかは古い映画を観るのは嫌いだったから。だから2001年宇宙の旅を初めて観たとき、既にその時制作から35年の時間が経過していたのに映像がハンパなく綺麗だったのは衝撃的だったし、何度も何度も繰り返し観ては鳥肌が立っていました。なんて今更紹介するまでもない映画。

勤務している会社では以前プラズマディスプレイを開発していて、自分も設計に携わっていました。そこで最後のモデルを発表したときに、如何にそのモデルの映像が美しいかをアピールするためにデモンストレーションをしたことがあります。それが確か2007年。その時のデモに使用した映像がこの「2001年宇宙の旅」。デモに参加していた人の中には、その美しさに涙を流した人までいたそうです。これ、僕の中では伝説になっている。だって、2000年代に最新技術を駆使して開発した映像機器の素晴らしさを伝えるために、制作してから既に40年も経過した映画が選ばれるなんてカッコ良すぎる・・・

更にいうと、会社に同期入社した同い年のヤツも大の映画好きで、採用面接で「自分が開発したプラズマで大好きな「2001年宇宙の旅」を観るんだ!」と熱く語って採用されたと言っていた。だから今更この映画の凄さを論じるまでも無いこの映画の凄さはやっぱり「ハンパない映像の綺麗さと不気味で荘厳な静けさ」であることは言うまでもないです。

宇宙が大好きで、子供の頃によく宇宙図鑑なんかを読んでいた自分に母親が
「宇宙には空気がない。空気がないから宇宙では「音」というものが存在しないんだよ」
と教えてくれた時、全然ピンと来なかったけど2001年宇宙の旅を観ると静寂の世界が疑似体験できた。そしてそんな静寂の宇宙の世界の「音」、ホンモノの宇宙で録音した音源をNASAが公開したとの記事をニュースで見た。

NASAが公開したホンモノの宇宙の音

先週のWEBニュースで、NASAがこれまでに撮り貯めていた宇宙で録音した音源を公開したという記事を発見。Soundcloudで公開されていたので聴いてみると、その雰囲気・世界観は2001年宇宙の旅そのもの・・・



スタンリー・キューブリックがNASAの極秘宇宙開発にも携わっていたという都市伝説は、もしかしたら本当なのかもしれない・・・・と妄想が暴走してきたのでここらへんでストップ。ちなみにこの妄想を暴走させてキューブリックを考察したドキュメンタリー映画「Room237」も名作です。こっちでも紹介してますが、キューブリックファンが暴走しすぎて笑えます。

そして最後に。1981年に日曜洋画劇場でこの「2001年宇宙の旅」を放映したときの淀川長治の解説映像を見つけたので掲載。1981年に既に歴史的な名作として紹介されているのも凄いけど、この放映に際してキューブリック自身が「勝手な編集禁止」「余計な解説も入れちゃダメ」とテレビ局に直に要求してきたというエピソードも淀川さんが語っているのも、キューブリックの完璧主義者ぶりを物語っていて凄い。そして何よりも凄いのが番組の最後に「2001年宇宙の旅のサントラのLPを視聴者にプレゼント」という告知がされている!!LPってレコードじゃないか。