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ゾンビと化したAKB48をワクチンで救い出すゲーム「セーラーゾンビ」のデモ映像を観て、とても興奮しました。小学生の頃にジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」「死霊のえじき」、サムライミの「死霊のはらわた」に出会って以来、「ゾンビもの」に目がないのです。

それにしても特にAKB48のファンというわけでも無いし、最近は本当にこういった「ゾンビもの」で話題作りする例はすごく増えている気がするので、単に「ゾンビ」というキーワードだけでは自分はもう食いつかなくなっています。自分の感覚では、映画の方もちょっと見渡せば女子高生がゾンビになったり、「ヌイグルマーZ」のDVD記念イベントで大量のゾンビが登場したり、ちょっとポップなイメージすら定着していると感じているのはたぶん僕だけです。



でも確かに言えるのは、20年前はゾンビ=悪趣味、ゾンビ=タブーというイメージがありました。2005年に無くなってしまった「東京ファンタスティック映画祭」(東京ファンタ)だって夜中に開催されて、人知れず一晩中ホラー映画を鑑賞するというダークなイベントでした。確か2004年か2005年の東京ファンタでは、映画祭の目玉作品はジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」。ゲストはなんとリリー・フランキーで、イベント開始時に

「みなさん!ゾンビ映画ファンっていうのはね、いつも誤解されて肩身の狭い思いをしているんです。だから今日はそんなイメージを吹っ飛ばすようなイベントにしようじゃありませんか!!」

と叫んで会場は地響きをあげるような盛り上がりでした。

でもね、そのダークでタブーなイメージが逆に興奮させていた側面も確実にありまして、観てはいけないものを観ているようなドキドキを感じながら、こっそりと1人で観る。こんなのを夢中で観ているのがバレたら・・・そんな背徳感を背負いながら観ていたゾンビ。そんなゾンビが今や日本を代表するアイドルにまで浸透してしまうほどになってしまっている(CGだけど)

では、そんな「タブー」や「背徳感」のイメージが無くなってしまった映像を観て、なぜ興奮したのか・・・?複数回再生してみて謎が解けた!それはこの映像のオープニングが、ジョージ・A・ロメロの「死霊のえじき」とそっくりなんです!廃墟と化した街中を一人ヨタヨタと徘徊するゾンビと、風に舞う1枚の新聞記事。この新聞記事へさり気なくアップして映画の概要を理解させる。この流れが「死霊のえじき」へのオマージュを思わせます。このデモ映像の作者は絶対にジョージ・A・ロメロの大ファンに違いない!

この「死霊のえじき」は本サイトの名作カテゴリに入る名作中の名作なので、一見の価値ありですよ。