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先日掲載した記事の中で、鳥肌モノの映画予告編を4本取り上げてみました。そしてその中の二本「ありふれた事件」「シティ・オブ・ゴッド」。文句なしの名作ですが、この二つの作品には共通点がある。それは「常軌を逸脱した暴力映画」であること。今日の記事で紹介した「ハート&クラフト」のように静かな映画、ほのぼの映画も大好きだけど、やっぱり「過激」な映画にもなんともいえない魅力があります。大きな声では言えないけど、家族で観ることもできないけど、陰でこっそり観ては夜な夜な鳥肌が立ってしまう映画。じゃあそういう映画だけを集めた特集組んでみようと、タイトルをメモ書きしてリストを作ってみたら「おぉ・・・これは名作揃いじゃないか!」とさっそく特集記事を書こうとノートPCを開きました。しかしなぜか手が進まない。なんとなく気が重いのです。どうしたんだ!?と少し立ち止まって考えてみると、どうも今日は「心が縮こまっている」ことが原因かもしれないという結論に。特に月曜日は仕事へのプレッシャーから「心が恐怖で縮んでいる」ことが多い・・・

どうやら「心が縮こまり、余裕が無くなっている状態」では「暴力的なもの」や「キワモノ系」で心を元気づけることはできないようです。むしろそんな時には「心を元気づけてくれる健全なもの」が観たくなる。余命数ヵ月の「胃ガン」の恐怖と絶望から這い上がる黒澤明の「生きる」のような「困難な状態から這い上がる系」。心が健全な状態では過激で不健全な映画を楽しみ、心が不健全な状態では健全な映画に救いを求めるとは、なんとも逆説的だけど、こうやって心はバランスを保っているのかもしれないと、わかった風なことを書いているだけでも心は落ち着きます。確かにこれまでの記憶をたどってみても、辛い時に「暴力系」「ホラー系」で元気が出たという記憶があまり無いです。

ちなみに今回は、今の心の状態を元気づけられるもので思い浮かんだのが「夢をかなえるゾウ」という本。パッとしないダメサラリーマン主人公が「建築家になりたい」という過去の夢を掘り起こし、建築家を目指す決意をして会社に勤めながら少しずつ行動していくという物語は今の心境を元気づけるものとしてはピッタリでした。