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この映像を観てどう思いますか?この映像は今日見つけた記事(Wired)に掲載されていたものですが、トリックアートのようですごく面白い!記事にはこのようなことが書いてありました。

”この映像はどこかのクリエイティヴエージェンシーが手がけたわけでもなければ、どこかの国のテレビで放映されたわけでもない。上記の動画はいかにも「CM動画」のように見えるが、実はひとりのクリエイターが制作しネット上にアップした、いわば「勝手につくってみた」CMだ。 ”
(引用元Wired)

この映像はPanasonicの4Kテレビ「Viera」のCMですが、これを製作したのは電通や博報堂ではなく個人。こんなふうに企業のCMをプロ・アマ問わず個人が製作して、採用されると報酬まで頂けるという「eyeka」(アイカ)というWEBサービスが運営されているようです。ページを覗くと、こういった動画がたくさんアップされています。

企業が「こんなコンセプトの製品のCM作りたいんだけど、誰か作って下さい。採用者には50万円支払います」といった具合に、CMを作りたい企業側(クライアント)から一般消費者(ここが重要!)に向けて公募が行われます。そんな依頼がWEBサイト上に無数にあって、クリエイターはその依頼内容を見て作品を自由にアップする。そんな流れで製作されたCMは消費者視点で製作されたものだから、視聴者側から見てわざとらしくなく自然だったり見ていて楽しく、企業(クライアント側)にとってもその方が訴求効果も期待できます。

例えば、最初に掲載したVieraの映像はこんな文言で公募されていました。

”もしあなたが驚くほど綺麗で大きな画面を渡されて、その画面に自由に動画やアニメーションを映すとしたら どんな映像を創造しますか?その映像を実際に創造してみて下さい”


それで製作されて採用されたのが最初の動画です。かつてはメーカーが電通などの広告代理店に依頼してプロに製作してもらったCMは、「WEB上での口コミ」という形でユーザーが勝手に広めてくれるものに変化しましたが、企業側はそれをコントロールすることができなかった(だから「やらせ」を演出する企業も出てきました)。でもこういう形であれば、企業側と消費者が歩み寄った形で効果的で自然なCMが出来るかもしれませんね。

そしてこの流れ、絶対に映画にも共通する流れだと思います。さすがにハリウッドが企画した内容を公開して、映像を一般公募するというのはちょっと考えにくいけど、個人が映像、映画を製作してYoutubeに公開したら予想以上にヒットして、劇場公開までされてしまった例も既にあります(「毎日がアルツハイマー」がそうです。続編が8月16日~9月5日までポレポレ東中野で公開されます!)。既にあるハリウッド映画のような分野が廃れることはないだろうけど、個人が勝手に撮った映画がWEBを介して世界中に広がっていく。こんな例はどんどん増えていくと思います。そんな流れに最も相性が良いのが先日の記事でも紹介した「セルフドキュメンタリー」という分野です。

というか、個人が製作した映画をWEBサイトにアップして、それを選定して優秀作品を公開したり劇場でも上映できそうなものはそこからプロモートしてくれるようなサービス、既にあったような・・・・ちょっと度忘れしてしまいましたがどちらにせよ、本日の記事で書いたように、個人が撮った映像を映画風に加工してその場でWEB公開して映画として視聴できるようなサービスの開発を目論んでいます。