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こちらの記事を読んで、スタジオジブリ作品がこんなにも最先端のソフトウェア技術を駆使して作られていることを初めて知って驚きました。どうも自分の中で、ジブリとえば宮崎駿。宮崎駿といえば匠。匠と言えばアナログ。という勝手な偏見を持っていたことや、自分が大好きなトトロが「自然」をテーマにしていることから、「ジブリはアンチハイテク」という勝手なイメージを勝手に自分の中で作り上げていたようです。

よく考えれば昨今ソフトウェアが介在しない作品なんて皆無に等しいのでしょうにね。そしてスタジオジブリにも専任のソフトウェアエンジニアが二人いるようで、そのうちの1人の方へのインタビュー記事が掲載されていました。スタジオジブリ専用のアプリケーションを独自開発されているようです。

「Toonz」 という海外製のアプリケーションがあるそうで(下のようなアプリ)、このアプリケーションに独自の映像エフェクト処理を組み込むために、オリジナルのプラグインを独自開発しているとのことです。


元記事でのジブリの技術者の方のインタビューには

「独自に開発したレンズボケフィルタのアルゴリズムは、一般的に使われるガウスフィルタのアルゴリズムに比べて明るさが保てるところが優れている」

とか

「わたしはイメージのRGB値を明るさに変換して、それから、レンズの効果をシミュレートしながら光を拡散させるために、フィルターを適用しました。」

とかなんともジブリらしくない、素人にはサッパリなことが書いてありますが、要は「映像を綺麗に加工するための最先端のソフトウェアを独自に開発しています」ということです。ジブリの最先端ソフトウェアには遠く及びませんが、僕もAndroidで画像(映像ではないけど)にエフェクトやフィルタをかける「写真加工アプリ」を実装したことがあるので、思い切り便乗して紹介してしまいます。

前述のガウスフィルタはレンズの焦点をボカしたように画像を加工する処理のことで、僕が作ったアプリにもガウスフィルタ機能があります。フィルタ適用前後で比較したのが下の画像です。背景がボケて、少しだけ遠近感が出ているのがわかると思います。

まずはフィルタ適用前↓
blur_default


次が適用後↓
blur


また、光を強調するフィルタもあって、暗い部分を明るくしたり明るい部分をより光らせたりすることが可能です。このフィルタも適用前後で比較。

まずは編集前↓
light_default


これに対して、照明の光を強調して、より燦々と輝いてる感じを出します。
フィルタ適用後↓
light


次のフィルタは「暗い部分をより暗く」「明るい部分をより明るく」するフィルタで、くっきりと迫力のある画像に加工するフィルタです。
適用前↓
contrast_default


これに対して光を強調し、暗い部分を更に沈めてダイナミック感を出します。
フィルタ適用後↓
contrast


色にもフィルタをかけます。色にフィルタをかけることで、鮮やかな質感を出したり、レトロ調な雰囲気を出したりできます。以下に4年前に実家で姪っ子たちと撮った写真に適用してみます。
適用前↓
color_default


これに対して色の鮮やかさを調整。肌の色が生き生きします。
適用後↓
color


最後に「Sketch」フィルタです。これはえんぴつのスケッチ風に加工する機能です。上の家族写真に適用してみます↓ 適用後↓
sketch


こんなふうに、画像を加工して綺麗にしたり迫力を出したりする加工技術。自分のアプリで紹介したのは「画像加工」ですが、映像も画像を重ね合わせたものなので上の処理は映像にも適用できます。スマホで撮ったビデオ映像をハリウッド映画風に加工したり、昔の白黒映画風に加工したり、アニメにしたり・・・誰でも簡単に「映画風の映像」を作れる、ジブリに負けないようなアプリやWEBサービスの開発を、自分の中で密かに目論んでいます。リリース時期は不明です(笑)