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最近ディスプレイ機器の「解像度」についてあれこれ言う人がいなくなってきた。と思うのは自分だけでしょうか?私は6年ほど前までプラズマテレビ(ディスプレイ)の設計の仕事をしていまして、新入社員として入社してから数年間は「プラズマディスプレイの画質が良くなるように設計する」仕事に携わっていました。そのせいもあってか、その頃は「解像度」「画質」という言葉が毎日周囲を飛び交っていました。

プラズマディスプレイの設計の仕事を選んだのは「映画関連の仕事がしたい」という気持ちと「せっかく理系大学院を出たから技術系の仕事が有利」という幻想と「そもそも就職活動も働くのもめんどくさい」という本能が複雑に絡み合い、最終的に「自分が設計した最高画質のプラズマで大好きな映画を観たい」という嘘くさい動機で自分自身を納得させたからです。

しかし、その頃からうすうす気付いていましたが、画質が良くてもつまらない映画はつまらないし、画質が悪くても面白い映画は面白いです。つまり自分にとって「画質なんてものは2の次」。平たく言えば「どーでもいい」ものだと思っていました。

それでも先日「4K映像」と言われる、現在気軽に見れる最高解像度の映像を観てみたら、やっぱり「ちょっと感動」してしまいました。大自然ドキュメンタリーなど、自然の美しさ(?)なんかに迫る映画を観る場合なんかに良いかもしれません。以下の4K映像が良い例です。



ある科学者によると、高解像度の映像を見て心地良く感じるのは、高解像度映像は情報量が多い分、右脳が余計な処理をしなくて良いから楽できる。だから心地良いのだ。という見解だそうです。逆に低解像度の映像は情報量が少ないから、足りない情報を右脳が補完する作業を強いられるから脳が忙しくて感情的なところに集中できない。という解釈なんでしょう。

確かに先日載せた、外国人旅行者から見た日本を描いたショートムービー「1月の日本」は恐ろしくキレイでしたが、これが低解像度だったりしたら魅力半減してしまうかもしれません。最近は「良くて当たり前」扱いで、すっかり裏方に回ってしまった「高解像度」に少しありがたみを感じた出来事でした。



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