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3連休は前半2日間は実家に帰り、妻、長男、長女、両親、妹家族(妹と姪が二人)が集まり、美味しいものを食べたり、庭でおままごとをしたり、散歩したり・・・ワイワイと楽しくにぎやかに過ごしてきました。実家に帰った目的は、もちろん主目的として両親や妹家族に会いに行くことですが、個人的にもう一つ重要な目的がありました。それは10年ほど前から実家に置きっぱなしになっていた「森達也の夜の映画学校」(森達也 著)という1冊の本を取りに行くことでした。

「BOX東中野」(現:ポレポレ東中野)で毎週決まった時間にドキュメント映画を流して、上映後にその映画の監督と森達也さんがトークする内容を収めた「映画解説+対談」という内容。夢中で読み進めると、中には「これは観たい」と思う映画が何本かありました(半分以上はDVD化されていない作品でしたが・・)。そして、ふと実家に置き忘れたままになっていた数本の映画(DVD)のことを思い出し、テレビ台の引き出しの中を覗く・・・するとあった!

本の中で取り上げられている一本の作品と、10年近く実家のリビングのテレビ台の中に置きっぱなしになっていた映画の一つのタイトルが一致していました。

「Little Birds イラク戦火の家族たち」

これは十年前に、ドキュメンタリー映画・映像関係の仕事に携わる親友から借りたドキュメンタリー映画で、「借りっぱなし」であることへの後ろめたさと、それを上回る「期待」が入り混じった落ち着かない気持ちで再生します。

プレイヤーがDVDを読み込んでいる間にパッケージの裏に書かれている「あらすじ」を読むと、大きな文字で「戦争って知ってますか?」という文章から始まり「アメリカのイラク攻撃を支持したこの日本で暮らす者にとって、見逃すことは許されない衝撃の問題作。まずはこの映画を観ること。」なんとまあ上から目線な・・・

そして映画が始まると、アメリカやNATOが空爆を始める2日前の街の映像。夜の露店の映像など比較的のどかな映像から始まり、そしていよいよ空爆が始まります。爆撃音と共に町が炎に包まれる映像はニュースでも見たことがありますが、問題はここからでした。アメリカ軍の戦車がバグダッド市内に入る様子と、戦車の前に立ちはだかる女性の姿が映ります。

「臆病者!戦車から出てきなさい」と叫び「あなたたち病院へ行きなさい!!病院へ行って自分が何をしたのかその目で確かめてきなさい!!」 と訴える姿とともに、映像は病院でのシーンに切り替わります。

この映画を観たのは2日前ですが、5歳の女の子や更に小さな男の子が病院で息絶える姿が2日間ずっと頭にこびりついて離れません。もう言葉では言い表せないけど、一言だけで言い表すと「知らなかった・・・」ということ。ちょっとしんどくなってきたので、今日はこのへんで。。また詳細を書きます。