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すっかり姿をくらましてしまった「VHSビデオテープ」。VHS時代に大活躍した映画業界人がVHSを熱く語るドキュメンタリー!!・・・らしいです。VHSがどうしたんだ?!今さらVHS時代に巻き戻すってどういうこと?そんな疑問を抱えてこの映画の公式ページを見ると、その答えが書いてありました。

「家にビデオデッキがやってきた日の興奮、ビデオテープをセットした時の感触、レンタルビデオショップの会員になった時の高揚といった“初体験”の数々、中古ビデオを探し歩いた徒労と充実の日々。知っている人には懐かしく、知らない人には驚きの発見だらけ!ビデオカルチャーの仕掛け人や生き証人、ビデオに魅せられた人々の言葉からみえてくる映像作品のいまそこにある危機!『VHSテープを巻き戻せ!』は、ノスタルジーとテクノロジーをつなぐ“愛”のドキュメンタリーだ!」

なるほど・・・想い出してきた・・・VHSビデオデッキが一般家庭に普及し、レンタルビデオ店が街に出来始めた時、僕は小学校5年生でした。「家で映画が観れるなんて夢のようじゃないか・・・」本気でそう思った僕は毎日のように親を説得するも買ってもらえず、再生デッキも無いのに思わず当時近所に1件しかなかったレンタルビデオ屋さんで借りてしまったVHSを友達の家で見せてもらう日々・・・そんな僕も大学生になり、自分の部屋にVHSデッキを置いた当時は、友達と夜通し観まくりました。そして、当時のバブリー時代にはビデオ化されたけど、バブルが弾けたDVD時代に入った頃にはすっかり忘れ去られてしまった作品群。

「レイダース 失われたゾンビ」(「レイダース 失われたアーク」では無いですよ)、「14日の土曜日」(「13日の金曜日」では無いですよ)や、アインシュタインの脳を研究し続けた科学者のドキュメンタリー「アインシュタインの脳」、今まで観た映画の中で最も意味不明&退屈&気持ち悪かった「プリンス・イン・ヘル」。21歳の暴走族によって撮影された暴走族のリアルなドキュメンタリー「俺たちの生きた時間」。当時は当たり前のようにレンタルビデオ屋さんに置いてあった作品群をWEBで検索してみると、案の定DVD化されてない・・・無いとわかると無性に観たくなるけど、もはや当時のVHSなんて入手できないでしょう・・・・

当時は大興奮して観たのにすっかり忘れ去られ、ふと思い出して「もう一度会いたい」と思ってももう二度と会うことはできない・・・「昔好きだった憧れの女子」のようなVHSを熱く語る映画なのかはわかりませんが、暑いことだけは確かなようです。「VHSテープを巻き戻せ!」は7月26日より渋谷のUPLINKにて公開です。